お悩み解決コラム

老後の住まい・住み替え(高齢者住宅、老人ホーム)

2023 . 10 . 30

今はお元気な方も、10年後には認知症となり、特殊詐欺の被害にあう確率が高くなるかもしれません。

認知症とならなくても、身体機能が衰えて介護が必要な状況になるかもしれません。

家族がいる場合、家族の意見も聞いて、家族との関係性も考慮して、家族に過度な負担がかからないように、常にバランスのいいライフスタイルと住まいを考えましょう。

親子でも、思い込みで行動しないで、常に親子で話し合いをすることをお勧めします。

家族がいない場合、かかりつけ医やケアマネジャー、終活サポート事業者などからの客観的アドバイスを聞いて、考えるようにしましょう。

 

住み替えのポイントと注意点

年齢を重ねていくにつれ、ライフスタイルは変化していきます。

周囲の人に相談しつつ、自分に適したライフスタイルと住まいを見つけるためにはどうするのがよいのでしょうか?

 

1.周囲の客観的アドバイスを聞く

1.周囲の客観的アドバイスを聞く

老後の住まいについては、最後まで自宅での生活を望む方、高齢者住宅等の施設へ移り住む方など、選択肢は人それぞれです。

老後の住まいを決める際のポイントは、周囲の客観的アドバイスを聞いて考えることです。

例えば、かかりつけ医や地域包括支援センター、ケアマネジャー、終活サポート業者等の意見を聞いてみましょう。

多様な価値観を取り入れ、自分に適したライフスタイルと住まいを考えることが大切です。

 

2.自宅から高齢者向け住宅へ引っ越す際の注意点

2.自宅から高齢者向け住宅へ引っ越す際の注意点

住み慣れた自宅(自己所有のマンションや一戸建て)から、高齢者向け住宅などへ引っ越しする場合の注意点があります。

それは、1年後でも、元の自宅に戻ることができるように、住んでいた自宅をすぐに売却してしまわないようにするということです。

入居前は、「とても自分に適した住まいを見つけた」と喜んで引っ越しする人は多いのですが、引っ越しから数年後、「自分の希望とは異なることが多いから、前に住んでいた自宅に戻りたい。」とおっしゃる人も多いです。

その場合、すでに自宅を売却してしまっていると、戻りたくても戻れません。ですから、自宅を売却するのは、引っ越し先の生活に慣れて、「もう絶対に戻りたいと思わない。」と思うようになってから売却することをお勧めします。

自宅を数年間売却しない場合、その数年間、空き家にすることになるので、経済的に余裕があれば、ALSOKやSECOMなど警備会社のホームセキュリティーをつけて、防犯や火災の対策をあわせてすることをお勧めします。

 

 

施設の種類と特徴

施設には様々な種類があり、その種類によってサービス内容や入居条件などは異なります。今回は代表的な施設をご紹介します。

 

1.サービス付き高齢者住宅

1.サービス付き高齢者住宅

サービス付き高齢者向け住宅は、「高齢者の居住の安定確保に関する法律」による高齢者向けの住宅です。

介護・医療と連携し、高齢者の安心を支えるサービスを提供するバリアフリー構造の住宅、高齢者が安心して生活できる住まいです。

住宅としての居室の広さや設備、バリアフリーといったハード面の条件を備えるとともに、ケアの専門家による安否確認や生活相談サービスを提供することなどにより、高齢者が安心して暮らすことができる環境を整えます。

ただし、同じサービス付き高齢者向け住宅の分類に該当する住宅でも、簡易な安否確認だけをするだけの住宅もあれば、重度の介護サービスを提供する住宅もあります。

各施設によって、料金やサービス内容が大きく異なりますので、詳しくは各施設に直接お問い合わせください。

広島で、サービス付き高齢者向け住宅を探す場合、国土交通省補助事業として実施されている以下の団体のホームページに掲載されている情報を活用することをお勧めします。

2021年5月17日現在、236件のサービス付き高齢者向け住宅が登録されています。

 

 

2.「特別養護老人ホーム」や「有料老人ホーム」

2.「特別養護老人ホーム」や「有料老人ホーム」

特別養護老人ホーム、有料老人ホームなど、要支援、要介護の人向けには、多くの種類の施設があり、介護保険法上の名称やサービス内容について、頻繁に法改正があり、名称や費用が変わることが多いです。

これらの情報を、一般の消費者の方が自ら詳しく調査することは非常に困難です。

要支援、要介護の認定を受けている人は、介護保険の担当ケアマネジャーさんまたは地域包括支援センターの職員さんがいるはずなので、施設入居にあたっては、その方に相談することをお勧めします。

終活サポート事業者と契約している人は、終活サポート事業者に相談することもご検討ください。

 

 

最後に

人それぞれ、最後まで自宅で生活することを希望する人もいれば、早めに高齢者向け住宅に移り住む人もいます。

多様な価値観を尊重し、家族や親族の意見も聞いて、自分に適したライフスタイルと住まいを考えてはいかがでしょうか。

人生安心サポートセンターきらりは、「ひとりの老後の終活で必要な10のコト」の全てをサポートしております。「ひとりの老後の終活で必要な10のコト」のうち1つでも必要な方や、身元保証人、身元引受人、連帯保証人、緊急連絡先などが必要な方は、お気軽にお問合せください。

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